国道308号線(南生駒〜暗峠)(2011-03)



国道308号線は大阪府 大阪市 と 奈良県 奈良市を結んでいる国道です。

大阪市内では広域緊急交通路にも指定されるほど重要なのですが、
(心斎橋・長堀橋・長田・水走・石切と一度はラジオなどで聞いた事がある所も国道308号線です)
市街地と山間部の扱いの差が激しすぎます。

酷道(国道)として有名で、特に大阪側は平均斜度20%、最大斜度37%で
国道としては日本一の急勾配があります。
大阪方面に下ると転がり落ちる様な感じになっています。

ロングボディ車や車幅の広い車では通行が出来ないので絶対に行かないでください。
また、途中で動けなくなると歩行者を含め、通行する全ての人に迷惑がかかるので、
自信がない時は行かないのがおススメです。

ハイキングコースとしても人気のある道ですので歩行者には十分注意が要ります。
排気量の少ない車では、坂道でスリップして上れない時があるので注意して下さい。
(坂道ではカーブでも減速せず勢いを付けないと上がれません)

暗峠は舗装が石畳になっていて、道幅もかなり狭いです。
(酷道区間は全線に渡って狭いですが・・・)
また、信貴・生駒スカイラインには入れません


暗峠への行き方は、大阪からは起点が中央区 新橋交差点(国道25号交点)なのですが、
この区間は立派な道なので飛ばして、極端に狭くなる東大阪市 枚岡から説明します。
近鉄奈良線をくぐった交差点から極端に狭くなります。
この先100m程は奈良方からの一方通行なので、看板に従って迂回して下さい。
枚岡公園を抜け道なりに上って行きます。
(道幅が狭く、離合できる個所は限られているので注意して下さい)

奈良からは、終点が奈良市 三条大路二丁目交差点(国道24号交点)になりますが、
道幅が広い区間は交差点から1.5km程でそこからは狭い道が続きます。
(路線バスが走っていますので離合には注意です)
奈良市内をパスするなら国道168号線で南生駒から上がるのがいいです。

こういう道にあえて行く人は別ですが、
ナビがこの道を選択した時は、無視して迷わず第二阪奈(有料)か阪奈道路(無料)に行きましょう。

今回は徒歩でしたが、近鉄生駒線 南生駒駅から峠を越えて近鉄奈良線 枚岡駅まで3時間弱でした。
歩いて行く時は、奈良方からがおススメです。
距離はありますが、勾配が大阪方からよりはマシです。


国道308号線 (暗峠)(2011-03)
国道308号線 (暗峠〜枚岡)(2011-03)




近鉄生駒線 南生駒駅のそばにある踏切です。
標識が無いと、とても国道には見えません。
渡ってずっと行くと奈良市内へ行けます。



国道168号線の旧道とバイパスの間です。
乗用車1台がぎりぎりの幅しかなくても立派な国道です。
右の標識は暗峠の事です。



この辺りは淡い上りです。
正面に見えるのが生駒山です。



上の写真の住宅地を抜けた先です。
なぜかこの区間は拡幅されています。



油断しているとまた狭くなりました。
しかも、舗装がコンクリートに変わり勾配がきつくなってきました。



とても国道という風には見えません。
住宅地内なのにこの勾配です。
側溝を流れる水は鉄砲水と言っても過言ではないくらいの勢いでした。



住宅地を抜けてさらに上がった所です。



なぜか標識に矢印が付いています。
さらに前方には交差点らしきものが・・・



その交差点です。
見えにくいですが下る道があります。
矢印が無いとそのまま直進しそうになります。



親切な?看板があります。



近くにこんな張り紙もありました。
道中には不法投棄禁止の看板がたくさんありました。
山の中なので多いのでしょうね。



大きな棚田があります。



上り坂はまだまだ続きます。



遠くに信貴・生駒スカイラインが見えます。
峠の目印になるので嬉しくなります。



奈良側は坂が緩いといっても結構な勾配があります。
右のコンクリートは水平です。



遠くに麓の住宅地が見えます。



信貴・生駒スカイラインの下をくぐります。
ここを越えたら暗峠になります。


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